わたしはこのワーホリでのパリ滞在でガイドツアーの面白さに気づき、可能な限りあらゆるガイドツアーに参加しています。どんなガイドツアーに参加したかなどの紹介です。
ガイドツアー
フランスの美術館や博物館、モニュメントなどの施設は大体どこでも「visite guidée」というものを実施しています。大体が有料で、政府公認のガイドさんである「guide conférencier」がガイドをしてくれることが多いです。無料の場合は「guide commentée」という名前になっていたりします。もちろんですが、大体はフランス語で、施設によっては英語でのガイド(ルーブルなどの大きいところ)や、地域によってはドイツ語でのガイド(ストラスブールとか)もあることがあります。
なので、おすすめしたくてもフランス語が無理なく理解できるレベルが必要とされます。自分から話す必要はないので、理解できればOK。ただ、テーマによっては結構語彙が偏って難しかったりすることはあります。わたしの体感、街のガイドツアーは理解しやすく、教会などのガイドツアーは語彙がちょっと難しいことがあるという感じ。ちなみに結構外国人の方が参加しているのも見ますよ。見た目では分からないけど、質問とかする時に話すとやっぱり外国の方だなと分かることはあります。
わたしがこれまで参加したガイドツアー
ここでは「コメントツアー」は無料のツアーを、★付のツアーはモニュメントを訪問するにはガイドツアーが必須の場合を表しています。
パリ
- ルーブル美術館:フランス絵画ガイドツアー 古代オリエンタルガイドツアー 18世紀の調度品ガイドツアー 古代エジプトガイドツアー フランス彫刻ガイドツアー ようこそルーブルへガイドツアー 別のルーブルガイドツアー 夜のミニコメントツアー レポ・感想の記事はこちら
- オルセー美術館:オルセー傑作ガイドツアー 女性についての作品ガイドツアー
- 7月革命記念柱:ガイドツアー★
- サンジャックの塔:ガイドツアー★ レポ・感想の記事はこちら
- カタコンブ:ガイドツアー
- 下水道博物館:コメントツアー
- ヴァンセンヌ城:コメントツアー
- チュイルリー庭園:コメントツアー ヨーロッパ文化遺産の日限定コメントツアー
- アンヴァリッド:ガイドツアー レポ・感想の記事はこちら
- サントシャペル:コメントツアー
- コンシェルジュリ:コメントツアー
- サントジュヌヴィエーヴ図書館:コメントツアー
- 街を歩くガイドツアー:闇のパリガイドツアー
パリ近郊
- ヴェルサイユ宮殿:ルイ14世ガイドツアー
- プロヴァン:街のガイドツアー レポ・感想の記事はこちら
- マルメゾン城:ガイドツアー
その他の街
- オルレアン:クリプトガイドツアー レポ・感想の記事はこちら
- オンフルール:街のガイドツアー レポ・感想の記事はこちら
- ストラスブール:大聖堂のガイドツアー La Petite Franceのガイドツアー レポ・感想の記事はこちら
- ルーアン:街のガイドツアー レポ・感想の記事はこちら
- リール:街のガイドツアー レポ・感想の記事はこちら
- モンサンミッシェル:修道院のコメントツアー レポ・感想の記事はこちら
何が面白いの?
ガイドツアーで面白いところ、ほんとにたくさんあります。でも私は何より「ネイティブがフランス語を使って語ってくれる」ところが一番好きです。わたしはフランス語が大好きなのでそれが聴けるだけで楽しいし、フランス人、何かを語ることが本当に上手だなあと思う人が多くて、日本で日本語で同じ内容のツアーをやったとしても、もうちょっと堅苦しかったり説明っぽすぎたりすることがあるんじゃないかなあと思うのですが(もちろん人による部分は大きいと思いますが)、楽しくおもしろいツアーをしてくれるフランス人が多いと思います。(でもネイティブじゃないガイドさんのツアーに参加したこともある!もちろんフランス語は上手です、でもアクセントがあるのでネイティブじゃないと分かりやすい)
それからもちろん、文字で説明を読むのの3000倍ぐらい情報が頭に入ってくるので、いろんなことを学べます。ただその場所を訪問するのももちろん良いし、自分で考えるのも大事だと思いますが、何気なくそこにある階段が「今から上る階段、段差が低いことに注目です。実はこの階段を作らせた王は病気で足がほとんどあがらなかったから、普通よりかなり段差の低い階段になっているんですよ」と説明されるだけで、見る景色が変わるし、わたしはそれが本当に面白いなあと思います。言われなきゃ階段の段差が低いことなんて気づかず過ぎただろうなあと。
ただガイドとの相性というか、このガイドさんまあまあだな…みたいなことももちろんあります。説明がというより、細かいところへの気配りとかが少なくて、最後尾の人がちゃんと追いつくのを待たずに話し始めるガイドとかもいるので、そういうのにたまに当たると「ちゃんと聞こえてる?」とか「大丈夫?まだまだ元気?」とか気配りしながら話してくれるガイドの印象は高くなります。良かったなあと思うガイドさんはやっぱり若い人のことがかなり多いです。おばさんガイドとかはかなりマイペースにやってる人が多め。笑
個人的おすすめツアー
完全に主観なのと、その回によってガイドさんが変わるので、ガイドが変わればツアーの面白さも変わることはもちろんありますが…
- ルーブルのガイドツアー
Bienvenue au Louvreと名のついた、ガイドさん曰く「ルーブル美術館のスターを見ていくツアー」はベタながらやっぱり面白かったです。改めてミロのヴィーナスやサモトラケのニケ、民衆を導く自由の女神やモナリザについて話してもらえて、知っていることもあれば知らないこともあって、参加して損はないんじゃないかなと思います。
あとわたしは絵画に関する感性が欠けるというか笑、絵画に大きな興味をまだ持てないのですが、ルーブルのフランス絵画ツアーはすごくおもしろかったです。一定の人から言わせれば、芸術なんか理解するな、感じろ!というか、説明なんて別になくっていいものなのかもしれないけど、やっぱ論理的に説明される方が面白い!し、宗教画とかは話が分からなければ理解できなかったりするので、そういうのを説明してもらえて楽しかったです。
- オルセー美術館 女性についての作品ガイドツアー
これめちゃくちゃ面白かったです。印象派の方には行かず、オランピアやクロデルの銅像の他、あまり注目されない作品も見ていくのですが、19世紀のパリの売春婦など、わたしが興味のあるテーマだったのとガイドさんがと~っても素敵な方だったのもあってめちゃめちゃ面白かった!と終わった後嬉しい気持ちでした。
- サンジャックの塔のガイドツアー
こちらはツアーの参加者しか塔に登れないので必然的に参加するツアーになりますが、ツアーがというよりやっぱりこの塔に登るのがおすすめなので。パリで一番おすすめの場所です。
- 7月革命記念柱のガイドツアー
これ、7月革命記念柱のツアーかと思って参加したら全然そんなことなくて、シュリー館やボージュ広場など、バスティーユ広場の近くの街のツアーだったので、思った以上におもしろかったです。
- ストラスブールの大聖堂のツアー
本命はLa Petite Franceの方のツアーで、せっかくだからとこっちも後から買ったのですが、こっちの方が全然よかったです。ガイドさんが良かったというのもあるし、La Petite Franceの方が20人ぐらいいたのに対してこっちは4人で回ったという人数も関係あるのですが、それこそ素通りしてしまいそうな彫像の説明など色々と面白かったです。
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