フランス語の受動態 part2

文法
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フランス語の受け身の文章の作り方の続きで、今回は少し高度な、でも使える”se faire”を使った受身表現を見て行きたいと思います。

受け身の復習

前回も見ましたが、受け身は英語とおなじようにêtre+過去分詞で作ることができました。英語と違う点は過去分詞が主語に性数一致する点と、それから元の能動文の間接目的語を主語にすることができないという点です。

se faireを使った受身

ただ、本当にフランス語は受け身をあまり使わない言語なので、「受け身の意味のはずの文章」も能動文で表したりします。

もちろん日本語で言う「お母さんに勉強しろって言われた」も日本語だと隠れていますが「ワタシは」と言われた人が主語になっていますが、フランス語なら「お母さん」を主語にして”Ma mère m’a dit de travailler”になります。

同じように能動文のまま受け身の意味にできるのがこの”se faire”です。

ただこれはどんな文章にでも使えるわけではなく、上の例とか、「怒られた」「ワクチンを打たれた」「クビになった」「騙された」など、なんだかこう何かを被った感じの受け身の時に使えます。

同じく再起代名動詞を使って

もう一つ、これも少し限定的ですが同じように再起代名動詞のseを入れて受け身の意味にすることができる表現があります。

あまり受け身っぽく見えないかもしれませんが、「これは飲まれることができますか?=(私たちは)これを飲めますか?」とか「それは見られることができません=(私たちは)それが見えません」と実際の訳の主語と仏文の主語が違うため、受け身になっています。

とにかく、特に作文などで中級を脱しようと思ったら「いかに日本語では受け身の文章を能動文に捉え直して仏訳できるか」は重要な点の一つだと思います!

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