SKAM FRANCEで学ぶ生きたフランス語 Ep.4 Part1

ドラマ
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SKAM FRANCE、第4話です。

SAMEDI 11:02

T’as qu’à prendre la chambre de Lucas. / Michael

(Lucasの部屋を使えばいいじゃん)

“avoir à 動詞”で「~をしなければいけない」という意味になります。それが”ne … que”で「~しかない」と否定されると「~するしかない=~しさえすればよい」という風になります。「明日テストなのに全然勉強してない~」という子には”Tu n’as qu’à travailler sans dormir cette nuit.”「今晩徹夜で勉強すりゃあいいじゃん」と言えます。

SAMEDI 13:25

“C’était qui ce mec hier soir ?” “C’est un pote.” / Manon et Lucas

(「昨日のあの男の子、誰なの?」「友達だよ」)

“pote”、これもよく使うのに教科書には載っていませんね、「友達」という意味のスラングです。”ami(e)”の代わりに使えばOK。そして”mec”、これもよく使われるスラングで”homme”と同義です。”mon mec”とかで「ワタシのカレシ」みたいな意味にもなりますね。スラングなのでカジュアルな語彙ではありますが、特段汚いとまでもいかないので日常会話で使う分には全然問題ありません。

LUNDI 8:55

N’importe quoi, personne ne veut ta place. / Emma

(何言ってんの、誰もあんたの座なんて狙ってないよ)

日本人学習者が「フランス語でなんて言うんだろう!」と思って調べたくなる語彙の一つに、「いつでも」があると思うんですが(経験談)、わたしは当時これを調べ、”n’importe quand”と言うんだ~と思った思い出があります。だから「どこでも」は”n’importe où”、「だれでも」は”n’importe qui”、「なんでも」は”n’importe quoi”なんだと繋がって覚えられるんですが、そもそもフランス人はあまり「いつでも連絡してね~」というような文章で”n’importe quand”とは使わないかなあと思います。それよりも”quand tu veux”とか”où tu veux”で「いつでもいいよ」とか「どこでもいいよ」とか言ってるイメージです。

そんでこの”n’importe quoi”ですが、本義は確かに「なんでも」という意味ではあるんですが、「はちゃめちゃでおかしい」みたいな意味で使われることの方が大変多いです。おかしなことを言った相手に呆れたように”n’importe quoi…”とつぶやくフランス人、何度見たことか!

LUNDI 10:50

Ma religion m’interdit pas de traîner avec quelqu’un, quelle que soit sa sexualité. / Imane

(私の宗教は性的指向がどうであれ、だれかと私が友達になるのを禁止するわけじゃないわ。)

“quel que soit”で「~がどうであれ」という意味です。後ろに来る名詞に合わせて”quel”が性数一致しますが、そんなことを考えて話すフランス人はなかなかいないでしょう。この辺はねえ、”quoi que”とか”que 接続法”とかで似たような文章が色々使えるんですが、”quel que soit”は後ろに名詞を持って来ればいいだけなので接続法も覚える必要がないし、使いやすいと思います。ちなみに”traîner”は「つるむ」って感じのカジュアルな語彙です。もともとの単語の意味は「ひっぱる」みたいな意味ですね。

LUNDI 12:03

Ça te dit qu’on fasse un truc mercredi après les cours ? / Chloé

(水曜の放課後なんかしようよ?)

”Ça te dit de 動詞”もしくは”Ça te dit que 接続法”で「~しませんか」というお誘いの表現になります。答え方はおんなじように”Ça me dit bien !”みたいな感じでいけます。そして”truc”、これもめちゃくちゃ聞くのに教科書で習わないスラングです。「もの、こと」という意味になりますが、本当に何でもさせます。「アレ」みたいな感じでもいけます。「この後飲みに行かない?」と誘われて断りたいけど理由が思い浮かばない時に”Euh… j’ai un truc ce soir”、これでなんか予定があることが言えます。便利!

まとめ

  • よく聞くスラング:mec = homme / pote = ami(e) / truc = chose
  • “Je t’aime, quel que soit ton passé !” 愛してるよ、君の過去がどんなだって!
  • “Ça te dit d’aller au cinéma ce soir ?” “Désolé, j’ai un truc…” 「今晩映画行かない?」「あーちょっと用事が…」

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