SKAM FRANCEで学ぶ生きたフランス語 Ep.5 part1

ドラマ
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久々になりましたがSKAM FRANCEエピソード5です。

SAMEDI 9:17

T’aurais fait quoi si j’étais pas venu au foyer, ou genre si… si j’avais pris le bus d’avant d’après ? – Lucas

(もし俺がfoyerに行ってなかったら、あの日一つ前か後のバスに乗ってたとしたら、どうしてた?)

覚えにくい仮定法はフレーズで覚えるが基本だと思っています。歌とかにも出てくるとリズムもプラスされて覚えやすくなるし、ひとつ覚えていれば「条件法,si+半過去」という形が思い出せるので別の文章も作りやすいですね。

このLucasのセリフは仮定法過去です。「条件法過去, si+大過去」です。現実と異なることを言う際に使う仮定法。使えると嬉しいですね。しかしなんと美しいシークエンス…

SAMEDI 14:34

On l’a croisé quand il est parti. – Michael

(出ていくときに会ったよ)

ちなみに直前のシーケンスでEliottも”Je t’ai croisé avecc tes potes”と使っていました。croiserと言えば指を交差させる”croiser les doigts”(成功を祈る、的な意味)などで使う「交差する」という意味がありますが、人を目的語に置くと「たまたま出会う、すれ違う」という意味になります。

LUNDI 8:50

Bah, c’est un peu le but. – Ema

(まあそのためだからね)

休憩用にベッドを置いたDaphnéに対して、みんな違う目的で使うよとLucas。それに対してのEmaのセリフです。「le but」で目的なので”C’est le but”で「それが目的だ」という意味。少し転じて「そのためにわざわざそうしてる」というようなニュアンスにもなるので、「そんなことしたら彼に嫌われちゃうよ!」「Bah, c’est le but.(=いや嫌われたいねん)」などといった感じでも使えます。

Eliottが置いていったイラストの「T’ES BEAU QUAND TU DORS」、声に出して読みたいフランス語ですね。

MARDI 12:02

J’ai carrément zappé. – Lucas

完全に忘れてたよ

このcarrément、わたし未だにしっくりくる日本語訳を見つけていないんです。大体「しっかりと」とか「はっきりと」とか「ホントに」とかの訳になるかなと思うんですが、なんかもうちょっとプラスのニュアンスがあると思うんですよねえ。今回のLucasのセリフで言うなら「完全に」ぐらいの訳でいいかと思うんですが。

zapperは日本語のザッピングと同じく、チャンネルをころころ変えるという動詞ですが、「忘れる」という意味でもカジュアルに使われます。もうまさにこのLucasのように約束を忘れたりしたときなど。これは結構聞いた気がするなあ。

MERCREDI 10:40

J’ai encore deux heures de cours là, je peux pas sécher. – Lucas

(まだ二時間授業あるしサボれないよ)

「授業をサボる」は”sécher”を使います。サボるの語源はフランス語のsabotageですが、フランス人は授業をサボることをsaboterとは言いません。サボるっていつから使われ始めたんですかね。

 

les gens tarésはいらないと言うLucasに悲しい顔をするEliott、そしてEliottの良く分からないペースに惑わされるLucasです。

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