SKAM FRANCE、第4話の続きです。
MERCREDI 13:43
Tu nous a manqué. / Alex
(会いたかったよ)
「I miss you=あなたがいなくて寂しい」はフランス語では「Tu me manques」となります。直訳すると「あなたは私に欠けている」で、主語がいない人の方になるのが特徴です。まるでわたしにはあなたがいるのが前提とでも言うようでロマンチックですよねえ。
過去形にするなら「Tu m’a manqué」、会いたかったという訳にでもなるでしょうか。また、今回のAlexのセリフは「Manonがいなくてみんな寂しかった」ということなので、「nous」を使っています。
JEUDI 16:34
Je voulais m’excuser pour hier. / Eliott
(昨日のこと謝りたかったんだ)
シンプルに「désolé pour hier」とも言えますが、こんな謝り方もありますね。「Excusez-moi」は原形にするとこの「s’excuser」です。「~したかった」の「Je voulais」と合わせて「謝りたかった」となります。もちろん言い方などにもよりますが、「désolé」よりも気にしてた感とか申し訳なく思ってる感がより出るかなと思います。
VENDREDI 19:45
“Toi t’as déjà assez bu, Eliott.” “Toi, t’as déjà assez parlé, Lucile non ? ” / Lucile et Eliott
(「Eliott、飲み過ぎよ」「君は話し過ぎだね?」)
「喋りすぎだよ」は普通は「T’as trop parlé」くらいの言い方になりますが、ここはLucileのセリフを受けてEliottが反撃しています。母親でもないくせにそんな指図すんな!という気持ちに、ペラペラ自分の知られたくないことを話されてイラッとした気持ちがのっていますね。
VENDREDI 20:27
T’entends comme c’est calme ? /Eliott
(静かなのが聴こえるでしょ?)
「静かなのが聴こえる」という表現が既に美しいですが、要するに静かで何も(街の騒音や車の音など)聴こえないということですね。
注目したいのはこの「comme」で、意外と教科書などで学ばないかなと思うんですが「Tu vois comme c’est beau ?」で「どんなにきれいか見えるでしょう?=きれいでしょう?」という使われ方もよくされます。そもそも「comme」は感嘆文として「Comme c’est beau !=なんて美しいんだ!」という使われ方があるので、それが間接話法として文章の中に入っている形です。「Regarde comme c’est mignon !=見てよめっちゃかわいいでしょ」と、そんな感じです。
さあ、ついにLucasは報われたのか!
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