SKAM FRANCEで学ぶ生きたフランス語 Ep.6 part1

ドラマ
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SKAM第6話、前半です。

LUNDI 8:52

J’avoue, j’avoue, j’ai un service à te demander. – Daphné

(そうね、うん、頼みごとがあって)

”J’avoue”、いいですね、絶妙に訳しにくい。”avouer”は本来「罪などを告白する」という意味なのですが、目的語なしに一言で使うと、”C’est vrai”に近いような、「ぶっちゃけ」的な、「いや確かに」とも訳せる、そんな表現です。

Lucasにいきなり頼みごとをするのも、と思って変な会話を始めるDaphnéにLucasが「用事は何?」と単刀直入に聞かれ、「たしかに言いたかったことはそんなことじゃなくて、頼みごとがあるのよね」とでも言うような”J’avoue”です。

後は少し別の使われ方になりますが、相手が言ったことに対して「…いや確かに!言われてみれば!」的な意味でも使えます。

LUNDI 14:03

On veut juste que t’ailles mieux. – Yann

(お前に元通りになってほしいだけなんだ)

親友のことを心配するYann、優しい。vouloirの後のque以下は接続法になるから”ailles”だな、なんて1ミクロンも考えてないんだろうなと思うと、ネイティブはいいですね。

本来は”que tu ailles mieux”のはずですが、口語ではくっつけてしまえるのでこうなっています。これがするっと口から出てきたら会話上級者でしょう!

MARDI 13:08

À ta place, je prendrais les deux. – Éliott

(俺なら両方とるな)

ここが条件法なのはなぜでしょう!条件法といえば(?)仮定法、ということでそうです、この”à ta place”はまさに仮定法の印です。”Si j’étais toi”と同じ意味になりますね。”si”がなくっても仮定法になることがあります。

それにしてもこれに対するLucasの”Parfois il faut choisir”という返しがナイスです。

MERCREDI 13:37

C’est tellement con ce que tu viens de dire, et puis en plus c’est complétement faux parce que nous, on est pas forcément plus simple non plus quoi. – Manon

(それはバカな発言だし完全に間違ってるでしょ、女の方が簡単とも言えないよ)

女の子のおしゃべりは聞いているだけでポップでリズムがあって楽しくていいですね。

Manonの一言、字幕では「女子が必ずしもシンプルとは限らない」とさっくりまとまっていますが、文字に直すと一息でめっちゃ話していました。分かりやすく解説するとce que tu viens de dire(君の今言ったこと)というのはc’est tellement con(バカすぎる)し、更にc’est complétement faux(完全に嘘だね)、なぜならon est pas forcément plus simple non plus(私たちだって必ずしも簡単というわけではない)quoi(って感じだから!)と、こんな構成です。

ちなみに”con”はだいぶ強い(&お下品)語彙ですが、実際はこんな風によく使われますね。友達とこうやって話すんだったら使っちゃいけない語彙ではないと思います。避けたいなら”stupide”を使うと良し!

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