SKAM第五話、part1の続きです。
JEUDI 17:49
Parce qu’ils ont pas le choix putain, parce qu’ils essaient juste de vivre leur vie. – Mika
(だってしょうがないんだ、自分の人生を生きようとしてるだけなんだから)
Lucasが話したければ、と優しく声をかけるMikaにLucasがこぼす本音。Lucasの戸惑いも分かるのでちょっとMikaが強く言いすぎていて可哀想だなとも思うけど、Mikaがこれまでゲイとして生きてきた上での苦悩があるはずだと思うとどちらの気持ちも分かりますね。
ne pas avoir le choixで「選択肢がない=どうしようもない、仕方ない」です。
VENDREDI 19:21
Attends, on est potes ou on fait semblant ? – Yann
(俺ら友達の振りしてるだけ?)
MikaもYannもLucasに話させようと優しい。それでも話し出せないLucasに対してこの一言。
「faire semblant de」で「~するふりをする」です。Il fait semblant de dormirとか。これは覚えていると嬉しい表現ですね。
VENDREDI 19:21
Je t’en veux parce que tu m’as prise pour une conne, parce que tu t’es servi de moi alors que t’es gay. – Chloé
(怒ってるのはあんたが私を馬鹿だと思って、ゲイなのに私を利用したからよ)
良い表現が多い!「en vouloir à」で「~を恨む」「~に起こる」になります。自分のことが許せない!なら”Je m’en veux”ですね。結構使われます。それから「prendre qqn/qqch pour 」で「誰々を何々だと思う、みなす」という表現。”Je prends ça pour un oui”で「その答え(返事、顔などでも)を肯定ととるよ」という意味で、実はこのエピソードの最初にEliottがLucasに訊いた”Je suis ton premier ?(俺が最初の男?)”という質問に対するLucasのふふふという笑いにEliottが言った一言でもあります。
最後に「se servir de」で「~を利用する」ですね。「servir」は他動詞だと「à」が必要(Ca sert à quoi ?など)ですが、再帰になるとdeがきます。ややこしい。
それにしてもLucas、しょうがないところもあるんだけどなんだか散々で可哀想です。
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