SKAM FRANCEで学ぶ生きたフランス語 Ep.7 part1

ドラマ
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SKAM第7話。少しずつLucasが一人ではなくなっていきます。

Samedi 14:32

Assume putain, vis ta vie. – Michael

(受け入れて自分の人生を生きるんだ)

”Assume putain”、いいですね。Michaelからの叱咤激励の言葉です。assumerは「責任を負う、引き受ける」や「状況を受け止める」という意味です。自らの運命を受け入れろと、Michaelは強く優しい言葉をLucasにかけるわけですね。

Lundi 8:45

“On voulait pas passer pour des cons, quoi” “Eh bah, je vous rassure, juste, vous êtes clairement passés pour des cons.” – Basil, Lucas

(「バカだと思われたくなかったっていうかさ」「安心して、バカっぽかったから」)

passer pour で「~として通る、~とみなされる」という意味になります。そしてこのpasserですが、複合過去を作るときにavoir/êtreどちらの助動詞も取るという動詞の1つですね。「通る」という自動詞的な意味で使うなら助動詞はêtreですが、「過ごす」などの他動詞的な意味で使うならavoirが助動詞になります。ここのpasserの使い方は自動詞なのでêtreで過去形になっています。

Lundi 16:03

“Bon, on va se faire un hug ou un truc comme ça, genre sans ambiguïté” “Sans ambiguïté” – Yann, Lucas

(「ハグかなんかでもするか?はっきりしたし」)

ambiguïté、これも訳しづらいですね~!そのまま訳すと「曖昧さ」なのでsansがつけば「曖昧さなしで」、字幕では「友情の証に」となっています。何がambiguな状態だったのかと言えば、明らかに悩んでいるのに何も話してくれない・話せない友達同士の関係、そして更には最初は恋愛感情かも?と少し思った二人の関係がambiguだったわけですね。それが話し合うことでどちらも解消されたが故の”sans ambiguïté”だと思います。また、ゲイのLucasに対して男同士でのハグを提案するYannとしてはお互いに下心を持っていない、純粋な友情の証のハグ、という意味も込めたと思うので、上手な訳ですね。

その後、Eliottとは何もないと話すLucasに”tant pis pour lui, il sait pas ce qu’il loupe”(何を失っているか分かってないなんてドンマイなやつだな)と声をかけるYannが優しいです。涙を流すLucasも美しい。

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