今回は、家族について表す語彙を、基本語彙プラスアルファで見て行こうと思います。
まずは基本の…
- 父 mon père
- 母 ma mère
- 兄 mon (grand) frère
- 弟 mon (petit) frère
- 姉 ma (grande) soeur
- 妹 ma (petite) soeur
- 夫 mon mari
- 妻 ma femme
- 息子 mon fils
- 娘 ma fille
ここまではよく出てくる語彙ですね。実際フランスでは兄、弟どちらの場合も”mon frère”、姉、妹の場合も区別せず”ma soeur”と言うことの方が多いです。だから話を聞いている日本人の我々は「それは君のお兄ちゃんなんか?弟か?」とちょっともやもやしながらふんふんと話を聞かねばいけないわけです。
長男、次男、末っ子
もう一歩進んで「長男」や「末っ子」の言い方です。
- 長男・長女 l’aîné(e)
- 次男・次女 le cadet / la cadette
- 末っ子 le benjamin / la benjamine
ということで、もし「男・男」という二人兄弟なら”l’aîné, le cadet”、「女・男・男」という三人兄弟なら”l’aînée, le cadet et le benjamin”、「男・男・男・女」という四人兄弟なら”l’aîné, le cadet, le cadet, la benjamine”ということになります。最後の例については微妙なところで、この兄弟構成のように「末っ子でありながら長女」ということはあるし、その場合は”la benjamine”でいいのか!?と思うのですが、そんなに明確な決まりはなさそうです。ノリで。
ちょっと離れた家族
- 祖父 mon grand-père
- 祖母 ma grand-mère
- おじ mon oncle
- おば ma tante
- 甥 mon neveu
- 姪 ma nièce
ポイントは、おばあちゃんという単語は”la grande-mère”ではないということです。ハイフンで繋がれており、男性形なので注意してください!
義理の…
- 義理の父 mon beau père
- 義理の母 ma belle mère
- 義理の兄・弟 mon beau frère
- 義理の姉・妹 ma belle soeur
- 義理の息子 mon beau fils
- 義理の娘 ma belle fille
義理シリーズ。すべてに”beau”の活用した形をつけてあげればいいだけです。ここで言う「義理の父」とは「夫の父=舅」にもなりますし、また「母の再婚相手」にもなりえます。同様に、「義理の娘」とは「息子の妻=嫁」にもなりますし、「再婚相手の娘」にもなります。
「義理の母につけるの、なんで「美しい」という単語なんでしょうね~」とフランス語学習者の中ではあるあるの会話ですが、調べたところ「美しい」というよりかは「親愛なる」的な意味に近い、つまり”cher”に近い意味で昔はこの”beau”がくっつけられていたようです。「美しき母」と言いたいのではなく「親愛なる母」と、血のつながりのない母に愛情を込めて言った言葉から来たということです。よい話。
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