歴史を学ぶと納得できる通り、英語にはフランス語に似ている単語が多くありますが(「フランス語って英語に似てるんですね!」と言われると「逆!」とどうしても言いたくなる笑)、似ているのに意味が変わってしまう言葉はどうしてもあります。そんな言葉を集めてみました。
rester – rest
これはもうフランス語学習を始めたばかりの3人に1人ぐらい間違えているのを見るような気がします。フランス語のresterには「休む」という意味はなく英語のstayと同じ意味、「どこかに滞在する、とどまる」という意味しかありません。「休む」と言いたければse reposerを使います。英語のrestが邪魔してresterを「休む」と訳してしまうことが多いので気を付けたいです。
Actuellement – Actually
英語でActuallyというと「実はね」という感じで、結構良く使う語彙かなと思います。が、フランス語のActuellementはmaintenantと同じ、つまり「現在」という意味になります。英語のActuallyと同じ意味を持つのはEn faitなどになります。そしてActuellementは結構堅めの語彙というか、論文とかに出てきそうな「現在」「目下」みたいな堅さの言葉になります。
assister – assist
これはわたしが英会話をしていた時に間違えた例。わたしはフランス語のassister=参加する、のつもりで「洗礼式に参加するよ」と英語のassistを使って言ったら「洗礼式のお手伝いをする」と捉えられて「え?君お手伝いをするってクリスチャンなの?」と驚かれて意思疎通ができなかった場面がありました。
英語のassistはスポーツなどでも使うように「助ける」という意味ですが、フランス語のassisterは「参加する、出席する」という意味になります。「助ける」という意味でも使われるようですがあまり聞いたことない気がする。
Librairie – Library
フランス語のLibrairieは本屋さんですが、英語のLibraryは図書館。フランス語では図書館はBibliothèqueですね。慣れると何とも思いませんが、最初は変なのと思う単語かも。しかもlivreを売る店なのにlibrairieってvじゃなくてbを使うのも変ですよね。でもイタリア語やスペイン語では「本」はlibroなのでフランス語が変なのかも?
blesser – bless
これはわたし考えたことなかったのですが、調べたら出てきて確かにと思ったので紹介です。英語だとくしゃみをしたときに「Bless you !」などと言って使うこのbless=祝福するですが、フランス語のblesserは「傷つける」という割と真逆の意味になります。そもそも語源が違いそうですね。ちなみにフランス語ではくしゃみをした人には「À tes souhaits」と言いますね。
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