Part1の続きです。問題はこちらから。第4問から第6問までの解説です。
第四問 穴埋め
問1 解答:1
「こちらの方が話したいそうです。彼に発言を譲ってくれませんか?」
「céder la parole」で発言を譲る。逆に2の「couper la parole」は人の発言を切って被せて話すことです。
問2 解答:1
「この滞在費には食事代も含まれます」
理解するという動詞「comprendre」には「含む」という意味も存在します。
問3 解答:2
「この子供は朝ごはんにパンを一切れ食べる」
これは易しめかな。単位として適当なのは「un morceau」だけですね。
問4 解答:1
「現金で払わなくちゃいけないけど、今手持ちがありません」
「payer en」ときたら「espèces」か「liquide」しかないでしょう!
問5 解答:1
「0時を回ってから帰るなんて言語道断です。」
「défendre」は禁止するという意味ですが(「défense à fumer」で禁煙)、それが分からなくても他が全て容認している文章なので自ずと1が選べますね。
問5 解答:1
「あのスピーチは面白いと思わなかった」
「plat」が「平たい」という意味だと知っていたら、なんとなくつまんないという意味っぽいなと選びやすいかもしれません。
第五問 文章穴埋め
前後の会話から推測して文章を埋められるので、単語の穴埋めより解きやすいはずです。
問1 解答:3
A「今日暑すぎ!耐えられない!」B「明日は気温が下がるはずだよ」A「あなたの言うことが当たってるといいけど」
「J’espère que tu as raison」ということは何かしらの意見を述べてるのだな、ということ、そしてAさんにとって嬉しいことを言ってるんだな、ということが分かります。「➀確かに、私も暑いのは全然好きじゃないです」と「➃私は冬の方が好き」はただ好き嫌いの話をしているだけなので違う。「➁明日も晴れると思うよ」はまあまあいけそうですが、3の方がより適切ですよね。
問2 解答:3
A「土曜に誕生日パーティーをするんだけど暇?」B「どうだろう、宿題が残ってるんだよね…」A「どうにか頑張ってきてよ!」
「➃昨日からバカンスなんだ」はさすがに文脈が通ってないので×。Aの最後のセリフが喜んでいるものではないとわかれば、「➀もちろん、1日空けておいたよ」「➁もちろん行けるよ!」も違うことが分かります。ちなみに「Allez, fais un effort !」は「宿題をするのに努力して頑張れ」という意味ではなく、「宿題が残っているなどというしょうもない理由で誘いを断ることのないよう努力してくれ」って感じのニュアンスです。
問3 解答:3
A「バルコニーの植物に水をあげておいたよ」B「後でやるって言ったのに!」A「うん、でも君が時間ないの知ってるし」
「➀ほんと?さっきわたししたけど見てなかった?」に「oui」の返事はおかしいので×。「➁優しいね、ホント今やること多くて…」も「➃ありがとう!仕事に行く前にやるの忘れてて」も文脈的におかしいです。
問4 解答:4
A「昨日の試合見た?あの素晴らしいゴール!」B「そう?僕でもできそうだけど」A「大げさすぎ。しかもサッカーしたことないでしょ」
「Tu exagères !」が分からなくても、「しかもサッカーしたことないでしょ」が分かれば「➀その話すると思った」「➁友達が午後にその話してたよ」「➂スポーツに興味ないの知ってるでしょ」のどれも文脈に合わないことが分かります。
問5 解答:4
A「フェルナン、リビングで声がしたよ」B「ありえない、今夜は僕らだけだよ」A「ホントに何も聴いてない?」A「ホントだよ、でもちょっとビビってきた…」
「➀テレビかも、ちゃんと消した?」「➁ちゃんと窓は全部しまってる?」は両方とも「bien」を使ってちゃんと何かをしたか確認しています。「➂ホントに家族みんな出かけてる?」も「Tu es sûr que」で確認の文章になってますね。どれも似たような確認の文章ですし、それが分かるだけでも唯一違う4が正解かなと推測できるかも。
第六問 並べ替え
冷静になって解けばできる問題は多いと思います。
問1 解答:2
「Il n’y a que lui qui ne parle pas anglais.」
「~しかない」なので「ne … que」ですね。「que」の使い方さえわかればどうにか組み立てられるでしょう。
問2 解答:2
「Il se doute que Chirtelle hésitera à venir.」
「hésiter à」で「~するのを躊躇う」ですね。
問3 解答:6
「Ca vaut la peine de faire un détour pour acheter des éclairs chez ce pâtissier.」
「ça vaut la peine」で「~する価値がある」さえ分かればなんとなく組み立てられるかな?
問4 解答:2
「Ses rêves sont ceux d’un enfant de son âge.」
「Ses」のあとには「rêves」しか来ないし、それが主語なら次は「sont」だし、日本語から考えても最後の二つは「un enfant」かな、と推測できれば解けますね。
問5 解答:2
「Elle a beau avoir arrêté de boire du café le soir, elle dort toujours mal.」
これは普通に難しいと思う!「avoir beau + 不定詞」で「いくら~しても」です。これを知らないとどんだけ頭捻っても絶対にこんな文章は作れないと思う。
Part 3へ続きます。
コメント