フランス語を話す、と言うと大抵「フランス語難しいでしょ~発音とか!」と言われがちですよね。また、フランス語を学び始めたばかりの方も「発音が難しい!」と言う方が大変多く、やっぱり特に多いのが「Rの音が出せない!」ですね。確かにフランス語のRの音はちょっと特殊で慣れるまで音が出しづらいですし、また発音記号[œ/ø]の音とか[u]の音とか、正しく出そうと思うと確かに難しいです。でも、そんなことよりもまずフランス語を学び始めた方に意識してほしいことこそ、この「綴り字と発音の関係」です。
綴り字と発音の関係とは?
フランス語は英語よりも発音「規則」に関してはよっぽどシンプルな言語です。英語は「cat」と「table」の「a」の読み方が違いますが、フランス語では「chat」も「table」も「a=ア」と読みます。「i」は「イ」、「o」は「オ」としか読みません。ざーっくり言うと、フランス語は大体ローマ字読みしてOKな言語です。
基本的にはそうなんですが、ある一定の綴りの組み合わせに関しては特別にこう読んでね、という指定があります。それが綴り字と発音の関係です。
au=eau=o
一つ目の関係がこちら。
「au」「eau」「o」はどれも等しく「オ」と発音します。「オウ」ではないので注意です。お城を意味する「château」は「シャトー」と表記されがちですが、伸ばさずに「シャト」でもOKです。「シャトウ」にはなりません。
ai=ei
次はこちら。
「ai」と「ei」はどちらもアクセントのついた「é」や「è」「ê」「ë」と同じく「エ」と発音します。 1 「エイ」ではないので注意。「カフェイオレイ」とは言いませんよね。特に「Seine」は「セイヌ川」と読みたくなりますが「セーヌ川」です。
ou=[u]
「ou」は「ウ」と発音します。「Bonjour」が良い例ですね。実際は日本語の「ウ」とまあまあ違う「ウ」なのですが、とりあえずまずは「オウ」と読まないように注意です。
oi=[ow]
「oi」は敢えてカタカナで表記するなら「ォワ」になります。数字の3の「trois」、クロワッサンの「croissant」、あの有名な絵を描いた画家のドラクロワ「Delacroix」など、全てこの「ォワ」という音になります。
他にも綴り字と発音のルールはありますが、まずはここまで。
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