パリ観光きろく:Crypte archéologique de l’île de la Cité

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シテ島遺跡納骨堂と邦訳されるこちらの施設、あのノートルダムの目の前にあります。ノートルダム大聖堂の広場に地下へ続く階段があるのですが、そこを下るとこの地下遺跡博物館のようなものがあります。今日はこちらの紹介です。

シテ島遺跡納骨堂とは

ルテティア、もしくはリュテスという街の名前はご存知ですか?これは2000年以上前に今のパリの場所にあった街、というか集落の名前です。言うなればパリの前身だと思うのですが、そのころの遺跡が見られるのがこの施設というわけです。1960年から70年代にかけての発掘で発見されたもので、写真のように当時の家や浴場の跡を見ることができます。2000年前の古代遺跡がパリで見られるなんて、すごくないですか?すごいです。

展示

正直展示自体は豪華絢爛なものはないので地味と言えば地味です。こんな風に積みあがった石が施設のほとんどをしめていて、その周りをぐるっと他の展示品が囲んでいるので、ぐるっと回って見ていくような形です。

船着き場だった場所。CGが投影されて当時の様子を想像しやすくなっています。

セーヌ川や遺跡で発見されたアクセサリーなど。左のものは櫛ですね、2000年ほど前の人が使っていた櫛…!

地味なのです。地味なんですが2000年ほど前の人々がここに生きていたと思うとロマンがあります。

それからノートルダムの目の前にあるということでノートルダムの模型があります。

おすすめ度

所要時間は30分~1時間でしょうか。ゆっくり見て1時間くらいでした。ぱっぱと見れば30分もかからず見られると思います。大人は9€。ぜひおすすめしたい!!というほどではないかもしれませんが、古代遺跡が好きだったりパリの歴史を感じたい人にはおすすめです。そうでない人にはこちらの機会を進めたいです。

Journée européennes de l’archéologie=ヨーロッパ考古学デーとでも訳しましょうか、そういう日があるらしく、2024年は6月の14、15、16日でした。この3日間はこちらの施設が無料開放されていました。わたしはこの考古学デーのことは知らなかったのですが、この施設のサイトを見ていたらその情報が載っていたので、ちょうどよい!と無料で見学してきました。土曜のお昼過ぎに行きましたが、そんなに知られていないのか、めちゃめちゃ混んでいるわけではなかったです。普段の様子が分からないので何とも言えませんが。そして古代遺跡に関するような他の施設もこの期間は無料開放していたりするかもしれませんね。

9€払って「まあまあだったな…」と思うと残念なので、気になるけど迷う方はこの機会を利用して見ても良いのではと思います!あとは行ったことがある人、そんなに多くないと思うので話のタネになるかも。施設にはロッカーなどなく、スーツケースや大きいリュックなど、既定のサイズ以上の荷物を持って入ることができないので注意してくださいね。

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