第三弾はオテルドゥラマリンヌ、旧海軍省です。コンコルド広場のそばに位置し、2021年にオープンした比較的新しめの観光施設。わたし的に言えば、パリ市内にあるプチプチプチプチプチプチベルサイユ、みたいな感じでした。笑
Hôtel de la Marine
一体何の施設なんだ、という感じなのですが、こちらはもともと「王室の調度品の保管所」として存在したオフィスで、フランス革命の後「海軍省」のオフィスになった場所です。中に何が展示されているかと言えば、王室の調度品保管所として使用されていた際にその所長が家族と住んでいたアパルトマンを見ることができたり、お客さんを招いたであろう豪華なサロンを見られたりします。王族の住居ではないものの、本当に概要としてはベルサイユ宮殿に似ているかなあと思います。お庭もありませんが。
アパルトマンとサロンなどを見られるチケットが17€、企画展のアルタニコレクションも見られるチケットは23€ですが、お金と時間に余裕があるのでない限り17€のチケットだけでいいんじゃないかなと個人的には思います。わたしはパッションモニュモンのパスを購入していたので無料で入れました。平日のお昼前に行きましたがそんなに混んでいませんでした。
アパルトマン
この施設の特徴的なのが、チケットを買うとヘッドホンを渡され、それを身に着けて歩くことで、どこを歩いているかを感知してその部屋にあった音声が流れるというもの。更に、「この部屋はどうたらこうたらで…」という説明というよりは、ドラマ仕立てになっていて「あ、メイドの鼻歌が聞こえてきますね。彼女の名前は…」みたいな感じで語り掛けてくれるのが面白いです。
まるで王族の暮らしっぷりですが、高級官僚のお部屋だったというのだからすごいですね。
フランスのこういう施設は「座らないでね」をあまりにもオシャレに伝えていて感動します。これが日本なら「座らないでください」と書かれた紙が貼ってあるんだろうなあと思います。フランス人のmusée作りの上手さには惚れ惚れします。
サロン&ロッジア
もっと写真撮った気がするんですが、全然いい写真がありません!笑 ここは確か大広間みたいになっているところです。
ロッジアとはいわゆるバルコニーのことのようですが、サロンの横にあるバルコニーからはコンコルド広場とその奥にエッフェル塔も見ることができます。行ったのが5月だったので、オリンピックに向けた桟敷席が出来上がっていました。またオリンピック後に行ってみてもいいなあ。
ということで
なんだか何の魅力も伝えられない記事になった気がします。行ったのが1か月半前なので記憶もあいまいです。笑 ただパッションモニュモンのパスがあればいつでも無料で入れるのでまた行ってみようと思っています。歴史的に学べることが多い、というような観光施設ではないかなあと思いますが、パリの街の真ん中でこんな風に昔のお金持ちの生活を見ることができるんだなと驚きました。良かったです。
パリの観光を概ねした人、パリから遠出せずにきらんきらんでごてんごてんの装飾のお部屋を見てみたい人にはおすすめできる施設かなと思います!
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