パリではないですが、個人的には日帰り旅行という感じもないのでパリ観光として紹介します。今回はベルサイユ宮殿です。が、ベタな観光はしていません。
ベルサイユ宮殿基本情報
パリ中心部から1時間ちょっとぐらいの距離にあるベルサイユ宮殿です。ルイ14世が作らせた、絶対王政の象徴とも言えるきらんきらんごてんごてんの宮殿。わたしは3,4回は行ったことがあるのですが、今回はガイドツアーに参加したくまた再訪してみました。
ガイドツアー
さすがはベルサイユ、ガイドツアーの数がめちゃめちゃ多いです。ツアーによって日程もまちまちで、面白そうなツアーがたくさんで選びきれなかったですが、今回は一番ベタそうな「ヴェルサイユにおけるルイ14世」というツアーに参加しました。入場料にプラス10€です。
ベルサイユは常に入場列が長く伸びていますが、ガイドツアーの良いところはこの列に並ばずに入れるところ!通常の入場列を無視して、正面向かって右手の建物に行きます。チケットを見せると「この部屋で待ってて」と言われ、待っているとイヤホンなどを渡され、ガイドさんが来てみんなで中に入っていく感じです。
久々に行きましたが、ベルサイユ、あまりにも人が多く、正直ガイドツアーもちょっとままならない…という感じでした。もうちょっと入場者数制限するべきだと思う。今回のガイドツアーは王のアパルトマンを順番に見ていく感じだったのですが、王のアパルトマン部分と王妃のアパルトマン部分は人の多さにちょっとうんざりしました。残念。
戦闘の回廊
今回私が興奮したポイント。記憶にある限り初めて入ったのですが、ここには35枚の大きな絵画が飾られており、クロヴィス王からナポレオンに至るまでのフランス史における重要な戦いの絵画なのです。最近フランス史をひとりで勉強していたわたしは「あー!ポワチエの戦い!」「フランソワ一世!」「アンリ四世!」と、一枚一枚見ながら楽しめました。歴史勉強してよかったなあと思う瞬間です。
球戯場の誓いの球戯場
今回ベルサイユでどうしても行きたかったのが、フランス革命前の一大イベントの一つ、球戯場の誓いが行われた球戯場でした。教科書とかでもよく見そうなあの絵の場所です。ベルサイユの中にあるのかと勝手に思っていたのですが、ベルサイユの敷地を出て少し歩いたところにありました。入場は無料です。目の前には普通に住民がいるような、普通の小道にふと現れます。
テニスの前身となったJeu de paume(直訳すると手のひらゲーム)のコートに、聖職者と貴族と対立した平民たちが集まり、憲法制定までは解散しないことを誓った場所です。テニスコート的な大きな空間がただあるだけではありますが、ここで確かに歴史が動いたと思うとなんともロマンチックです。
訪れられるのは本当にこの広い場所ぐらいで、見に来ている人も私の他に2人とかそのくらいの、小さくて静かな場所でした。ベルサイユには行ってもここに来る人はかなり少ないんだろうと思います。歴史が好きなら、ベルサイユのついでに来て絶対に損はないと思います。
コメント