パリから日帰りで行けるプチ旅行先を紹介していこうと思います。まずはランスに行ってきました!
Reimsの基本情報
手作り感満載の地図でお届けします。ランスはパリからTGVで50分ほどで行けて、東北に130㎞ほどいったところにあります。ノートルダム大聖堂とシャンパンで有名な街。
ノートルダム大聖堂
ユネスコの世界遺産にも登録されているランスのノートルダム大聖堂。ここではかつてフランス国王の戴冠式が行われていました。というのも、フランス初代国王であるクロヴィスがこのランスの大聖堂で洗礼を受けキリスト教徒になった(かもしれない!!!)と言われているらしく、その縁でここでフランス国王たちの戴冠式が行われていたわけです。大聖堂内にはここで戴冠した王様たちの名前が記されていました。
ルイ14世、ルイ16世もここで戴冠したのです。すごいところですねえ。
ちなみにジャンヌダルクにゆかりのある大聖堂でもあります。というのもさきほどの戴冠した王の中にシャルル7世がおり、百年戦争でイングランドを打ち破ったジャンヌダルクが彼をここに連れてきたという話です。大聖堂内にもジャンヌダルクの像がありました。
歴史も面白いですが、単純に外観・内観ともに大変美しいのでそれだけで見ごたえがあります。一般的にはバラ窓は上のひとつだけですが下にももうひとつ付いていて大変豪華な感じがします。だからといってゴテゴテしているわけではないです。また内部はとっても広くて高さもかなりあります。
また奥にはシャガールがデザインしたステンドグラスもあります。ちょっと現代的ですね。
フジタ礼拝堂
ランスは画家の藤田嗣治のゆかりの地でもあります。実はクロヴィスと同様(?)彼もランスのノートルダム大聖堂で洗礼を受けました。そんな彼がこの地に建てた礼拝堂です。街のはずれにあり、サイズ的には結構小さめです。残念ながら10月から4月は開いていないので中には入れていません。
サンレミ聖堂
こちらはサンレミ大聖堂といって、ノートルダム大聖堂から歩いて20分ほどのところにあります。正直ノートルダムを見てからくるとこぢんまりしていて見ごたえはそこまで…ではあります。笑 ここにはクロヴィスを洗礼したとされる聖レミの遺体があるそうです。
ランス図書館
こちらは街の図書館です。お昼休みがあって14時から開館だったので待っていたら、近くにいた女性も同じように開館を待っていたようで14時になると入って勉強し始めていました。学生などが勉強しに来ているようでしたが、閲覧室にいた司書さんに「Je peux juste visiter ?」と尋ねるとにっこりと「Oui bien sûr」と答えてくれました。写真も快諾してくれました。
こんな素敵な図書館で勉強できてうらやましい限りです。
まとめ
11時過ぎにランスに到着し、17時にランスを出発する電車に乗りました。計6時間ですが、個人的には十分でした。すべて歩いて行ける場所にありますし、ノートルダム大聖堂→サンレミ聖堂→サンドイッチを買ってノートルダムの前でお昼ご飯→図書館→町を散策→フジタ礼拝堂という感じでゆっくり回って16時頃に時間を持て余したので5時間あれば十分だったかも。ただしトー宮殿やフジタ礼拝堂が閉まっていたこともありますし、せっかくならシャンパンを楽しみたいという人はもうちょっと時間をとってもいいのでしょうね。
ちなみに往復で46€でした。ランスではサンドイッチを買ったくらいなので特にお金は使っていません。街はwikipediaによるとフランスで12番目に大きい街らしいですね!確かにH&M、LUSH、Bershkaとかいろんなお店が大通りにあり、マルセイユで見た感じの風景だなあと思ったので街の規模は大き目ではあると思います。でも都会感はないし、パリを離れたからなのか、皆さんにこやかでサンパな印象でした。街も落書きなどなくかなり清潔な印象で、道も広くて空も大きく感じ、とっても好印象の街でした。パリからも近いので便利そうだなあと思います。
ここに住みたいか?と聞かれると「それなら南仏がいいなあ」とは思いますが、「留学でランスに行くんです!」という人がいれば「めっちゃいいですねえ~!」と本心で言えるなあと思います。パリからの日帰りも、優先されるべきところは多いかもしれませんが、滞在日数に余裕があったり他もまわった人なら行ってみてもいいのではないかなあと思います。満足の日帰り旅行第一弾でした。
コメント