フランス ワーキングホリデービザ取得記 【申請書類】

ワーホリ
ワーホリ

新年ですね。今年はワーキングホリデーで渡仏を予定しています。ビザ申請も無事に通り、ビザがおりたので今年はワーホリビザの取得記から始めます。フランスへワーホリに行こうとする人たちの助けになればと願って…

ワーキングホリデーとは

意外と「知ってるけどいまいちどういうものか…」という人が多いと思います。ワーホリはその名の通り「ワーキング」しながら「ホリデー」するビザで、就労・観光・勉強など好きなことをして若者の国際間交流や理解を深めることが目的のビザです。就労ビザは別にあるので、「とにかく働きたい!」という人はダメで、学生ビザも別にあるので「とにかく勉強しに行きたい!」という人も(建前的に)ダメなわけです。「仕事に就く意思があり」つつも観光を主目的に置く人のためのビザです。極端に言えばお金があれば働く意思を持ちながらも働かずに遊んで一年過ごしてもOKということですね。

取得条件など

詳しくは大使館のページを参照してもらうのが一番ですが、31歳の誕生日前日まで、というのが取得条件にあります。コロナ前は確か30歳の誕生日前日までだったのですが、コロナでワーホリビザが停止し、再開時に年齢が引き上げされていたと記憶しています。

ではここからは実際に申請を予定している方に向けて、申請書類についてまとめていきます。詳しい情報は大使館のサイトを参照してください。その情報を持って読んでもらうことを前提に書いています!証明写真の顔のサイズとか、発行日時とか、大使館のページに書いてあることは飛ばしてあります!

申請書類

基本的にすべて黒のボールペンで書きました。チェックリストだけシャーペン。シャーペンもしくは万年筆使って怒られることはあってもボールペン使って怒られることはないはずと思って。記載通りコピーはすべてA4サイズ。

1.申請書類チェックリスト

これは自分の確認用なので(申請時も提出した瞬間に返却されます)、書類を用意しているときや申請に行く前にチェックを入れて使えばOKです。

2.長期ビザ申請書 1部

オンラインで申請します。基本的に流れに沿っていけばいいのですが、わたしは最初、全部入力し終えた後進むと「申請費用は99€です」という画面になりました。ワーホリの申請費用は掛からないはずだし、お金を持ってこいとも申請書類チェックリストにも書いてないし…と意味が分からず。オンライン申請が始まってそんなに経ってるわけではないので調べてもあまり情報も出てこず。

結果的に「Votre projet」というプルダウンメニューでどれを選べばいいんだ…?と思いながら「Visiteur」を選んでいたのがよくなくて、実はここに「Autre」という選択肢があり、それを選ぶとその隣の「Motif principal du séjour」というプルダウンメニューに「Vacances-travail」が表示されます。これをしてなかったせいで、ワーホリビザではない長期ビザの申請扱いになっていたよう。これどっかで説明されていたんでしょうか?なんでワーホリが「Autre」やねん、と謎仕様です。

オンライン申請が完了したらPDFをコピーして次に用意している証明写真を貼ります。

3. 証明写真1枚

これがビザの写真になるわけではないので必要事項さえ守っていれば盛れていなくても大丈夫!笑 わたしはスマホで撮ってコンビニでコピーしました。念のため写真の裏に名前を書いて貼り付けました。

4. パスポート 原本・コピー

文句付けられる可能性はできるだけ排除ということで白黒じゃなくてカラーでコピーしました。顔写真ページのみ。ちなみにビザの終わる日から3か月以上の猶予がないといけないですが、わたしは申請時に提出するフランス入国日から1年3か月と10日くらいで期限が切れるパスポートでのギリギリ申請でした。これだけはマジで早いうちに確認しておくべし。

5. 申請動機作文

6. 滞在中の計画書および履歴書

この2つは別記事で紹介します。

7. 残高証明書 原本・コピー

三井住友の口座の証明書を頼みました。オンラインで手続きなので楽ちんです。1通880円が口座引き落とし。気になる所要時間ですが、手続きの受付が日曜の夜で、完了しましたとメールが届いたのが水曜昼、メールには「1,2週間で送付します」とあり、完了メールから一週間経たず届きました。月曜か火曜くらい。なので受付してから9日後でした。英文で申請。
ちなみに届いた紙 (「残高証明書を送付しますね!」的な文言もないあっさりした郵送物だった笑) が2枚あって、「account balance statement」とその半分の大きさの「certificate of balance : accounts」でした。どちらもサイズ的に変なサイズですがコピーはA4で取ってます。どちらを提出すればいいか分からなかったので原本・コピーともにどちらも提出しました。

8. ワーキングホリデービザ宣誓書

氏名に「Haruka Igawa」(みたいな)、生年月日に「23/1/2000」(みたいな)、現住所は「1-23 Marumaru, Minatoku, Tokyo, 123-4567」(みたいな)で書きました。署名日は本当に署名した日を日付で書いてしまったんですが、よく見たら「Fait à Tokyo」とあるので提出日の方が良さそうですね。ちなみに現住所、オンライン申請の入力するところに入りきらなくて割愛した部分があって、それと同じ住所でここは書いたんですがそれでも大丈夫でした。

9. 健康診断書 原本・コピー

かかりつけの内科がなかったのでとりあえずかかりつけの婦人科に相談しましたが、「そういうのはやっぱ内科ですかねえ」と言われて「そうですよねえ」と、行ったこともない内科に電話で問い合わせました。「ビザ申請のため」「指定の検査項目はない」「よって問診のみで、健康である旨と医師の名前が書かれた健康診断書がほしい」と伝えました。値段を尋ねると「コロナにかかってないとかそういう証明はいらない?」と訊かれ、今かかっててもかかってなくても絶対関係ないので不要だと伝えたら、3000円でやってくれるとのこと。電話を切ってすぐ内科へ。診療室に入って、「診断書ですね?」「はい」「じゃあ待合室で待っててください」という問診ですら…という会話を経て診断書をいただきました。
正直「健康です」とは書いていません。むしろわたしが健康であると上記の会話だけで証明するお医者さんの方がおかしいのではと思うので、「診察の結果、特筆すべき異常は認めませんでした」と書いてくださりましたが、この文言で全く問題ないと思います。わたしの氏名・生年月日・住所と上記の文、そして日付とクリニックの情報、ハンコ、という感じです。コピーはこれは白黒でしました。

10. 海外旅行保険加入証明書 原本・コピー

大体の人が入っていそうなグローブパートナーに加入しました。540€(ちなみに8万9千円くらい、約165円換算ですね)で比較的安めです。散々迷っていたので加入はギリギリ、申請の2週間前に。すぐにジャパンデスクに「原本が速達で欲しい」とメールを送り、指定された情報を返信すると、次の日には発送してくれました。最初のメールを送った3日後には届きました。ちなみに着払いなんかなと思ったらそんなことなかったです。ありがとう。というか知らなかったけど普通郵便の着払いはできないんですね。

11. レターパック

申請後に失敗したかな?と思ったのが、レターパックについてる追跡番号シールを取っていなくて、これ取ってたら自分で配達状況確認できたのに…と思っていたんですが、大使館から送られてきたレターパックを見るとシールが剝がされてました。大使館が剥がしてるのかなと思いますし、余計なことはしない方が良いとは思うので、シールは剥がさず番号だけ控えておくとかすればよかったかなと思いました。まあめっちゃ早く届いたんですけど。

費用

  • 書類コピー代(コンビニ) 460円
  • 証明写真(コンビニ) 250円
  • レターパックプラス(郵便局) 520円
  • 健康診断書 3,300円
  • 残高証明書 880円
  • 海外旅行保険 89,000円

計94,410円です。保険を除けば5,410円。プラス東京までの交通費と東京に出ていったのでせっかくと思って(舞浜で)使ったお金です。費用とわざわざ書くほどの費用はかかりません。

長期ビザ申請書だけ少し困りましたが、他の申請された方のブログとかを見てやったので結構すんなり用意できました。この記事が誰かの役に立ちますように~。

コメント

  1. 森下 より:

    楽しく見させてもらっています。
    友人が今年フランスへワーホリに行きます。
    VISAも取れたのですが、出発予定日とした日付がビザの有効期限として印字されて
    パスポートがきました。ワーホリは出国した日から1年間だと思うのですがどうだったでしょうか?もし教えて頂ければ嬉しいです。

    • dejadeja より:

      こんにちは、ありがとうございます!
      おっしゃる通りワーホリは出国(すると申請した)日から1年間有効です。
      自分のビザを確認したところ、
      「du/from 出発予定日とした日付 au/until そのぴったり一年後の一日前の日付」
      と記されています。
      「出発予定日とした日付が有効期限として印字」ということは例えば2024年8月1日に出発予定で申請したのに
      ビザの有効期限(au/untilの後の日付)が2024年8月1日になっているということでしょうか?
      そうするとビザの開始日が1年と1日前の2023年7月31日など過去の日付になるはずなので絶対におかしいような気がしますね…
      もしくは、日付は正しく読めておられますでしょうか?
      ビザの日付は「日/月/西暦の下二桁」で書かれておりますので、2024年6月21日なら「21-06-24」と表記されるのですが、
      それで誤解があるとかではありませんかね…?
      そうでなければ大使館に問い合わせてみても良いと思います。
      こんなご返信でお力になれれば幸いですが…!

      • 森下 より:

        お返事ありがとうございます!私がワーホリを取得したのは10年前で今回は友人に相談されたので調べてみたら分からなくて質問しました。
        彼は2024/9/10-2025/9/9までの印字でパスポートが返却されたのですが、まだチケットも取ってなくて多分9/10に出発できないんです。でも昔は予定日はあくまで予定日で出発した日から1年間有効だったので、どっちなのかなと思っています。
        やはり予定日はもう出発日として考えられてしまうのでしょうか?

        • dejadeja より:

          そういうことでしたか、失礼しました!
          確かに改めて見てみるとビザ申請ページにも「入国予定日とした日=ビザ開始日」になる、というような表記がないように思いますが…
          ビザに「2024/9/10~2025/9/9」と印字されて発行されてしまっている以上、いつ入国しても2025年9月9日がビザの期限になると思います。
          申請した入国予定日は必ずその日に入国しなければならない日程ではないけれど、ビザ開始日にはなってしまう、という感じのはずです。
          極端な話、9月10日を入国予定にして12月10日に結果的に入国しても問題ないけれどビザ終了日は変わらないと思います。
          あくまでわたしの解釈で、そうだと大使館のページに書いてあるのも見つけられなかったので
          (ちなみに「フランスのワーホリ希望者必見!」から始まるあるサイトの記事ではそう書かれておりました)
          どうしても正しい情報を得ておいた方が良さそうな状況でしたら大使館に問い合わせられると良いかと思います…!

  2. 森下 より:

    お返事ありがとうございます。そうなんです><。自分の時とかなり変わっていて相談されても良く分からずでした。私は入国してから1年だと伝えていたので経験上。なんか友人には申し訳ないことしたなと。大使館に問い合わせても答えてくれませんでしたし。
    こちらで聞けて良かったです。ありがとうございます。

タイトルとURLをコピーしました