仏検一級合格記、一次試験の続きです。です。まあ一級の一次に受かれば大体の人は「なんやかんや言うていけるやろ」と思うと思うし、その通りだと思います。
二次試験の点数
とか言ってわたし合格点ギリッギリだったんですけど!!30点が合格点で32点でした。危なすぎる…なのでこの合格記は全く参考にならないと思いますが記録まで。
しかし何がどうダメだったのか教えてくれないと「なんで~~!」という気になります。いっぱい話したし、自分はフランス語が話せないわけでは絶対にないと思うので、よく分かりません。話す内容が稚拙だったのか、もうちょっとエクスポゼの構造を意識しないといけなかったのか…分かりません。誰かマジで教えてほしい。
二次対策
正直話すことは苦手ではないので特に力を入れないと!とも思わないまま、一次試験の後どんどん時間が過ぎていき、そこまで勉強はしてません。やったのは
- 過去問のテーマに目を通してちょっとびびる
- 3分で内容を考え、3分喋るという練習をする
以上です。いやそれしかできない。まあでも少しでもどんなテーマが出そうかを知っておけたのは良いことだし、あと一番練習しててよかったなと思ったのは3分喋る時間の感覚が分かったことです。本番でも、準備の段階で「こんだけトピックあれば3分話せるだろう」、本番でも話しながら「これぐらいで3分かな?」と思えたので短かったかなとか心配しなくて済んだ。たぶん3分以上話したけど。長すぎたら試験官が遮ってくれるとは思うけど、「これぐらいでいいんだ」という感覚があってよかった。
本番の流れと話したこと
名前を呼ばれて試験室の前に行き、「何分になったらテーマを渡します。紙にメモしてもいいヨ」とのこと。ペンを持って行っていなかったのでメモはしなかった笑 テーマは「A:Pensez-vous que l’Europe a trop vite baissé la garde contre le covid ?(ヨーロッパがコロナ対策を引き下げたのは早すぎたと思うか?)」と、こちらは文章は覚えてませんが「B:gaspillage alimentaire(食品廃棄)の解決のためにはどうしたらいいか?」的なやつ。どっちも軽めやな!とちょっと迷いましたが、Aでいきました。大体これを言おうというトピックを考えて3分待ちました。
部屋に入ったら名前を聞かれ、どちらのテーマを選んだか問われ、Aと答えたらではどうぞという感じ。基本的にというかずっとフランス語話者男性の試験官が進行、質問をしてくれました。特に冷たいという印象もなく、ぺちゃくちゃ喋るわたしの話をふんふんと聞いてくれて悪くはない印象でした。日本人男性の試験官は特に何も話さなかったけど、こちらの方もふんふん聞いてくれていたので、二人の目を交互に見ながら話しました。以下大体話したこと。
そうは思わない、なぜならそうではない日本でさえ結局特に効果は見られないように思うからだ。何なら昨日、今までで一番の感染者数を記録していたようである。ヨーロッパはそうすることで人々のsanté mentaleを高めたのではないだろうか。また経済の点でも効果はもちろんあっただろう。「今まで通り」の生活を続けたことでヨーロッパが得たものは日本よりあった(みたいなこと、こんな風には言ってない)。確かに病院がひっ迫したり医療従事者の負担が大きいのは問題だが、我々はインフルエンザと共存するようにコロナとも共存するしかないし、そのためにヨーロッパがそうしたことは間違いではなかっただろう。
みたいなことを述べたところ、仏語話者男性の方から質問が。
最近ヨーロッパ行った?→3年ほど前なのでコロナ前ですねえ。
santé mentaleについて述べてくれたが、もう少しdevelopperしてくれる?→例えばマスクの着用についてだが、もちろんマスクをすることで安心する人々がいるのも分かるが、そうでない人々もいる。最近は外ではしなくてもよいという風潮であるが日本ではやはりかなり多くの人がマスクをしたままである。もはや誰にも強要されていないのに。というか今までも強要されていなかったのに!
経済効果についてもよろしく?→例えばここ数年日本人は国内旅行でさえ自粛してきたが、ヨーロッパはそうではなかっただろう。家に留まるよりもちろん人々が動き回る方が良い。(ここ深掘りしやんといてや!と思いながら喋った)
半年後や一年後どうなっていると思うか?→私はどちらかというと楽観的である。今も少しずつ普通の生活に戻そうという動きがあるためである。しかしながら今まで通りにいかないことはあるはずだ。
例えば?なんか具体的な例ある?→(思い浮かんだのがこれだったので)アホみたいだが、例えば野球の試合で風船を飛ばすのが解禁されるとは思わない。(「え~なにそれ?膨らますからってこと?」「そうそうw」みたいなちょっと和やかな場面も笑) 何気ないことではあるがそういうのがなくなってしまうのは残念だが、一方でそれがコロナと共存していくということなのかなあ。
というような感じで終わりました。
多分今回のテーマ両方とも話しやすかったと思うし、特にコロナなんか身近なのでいくらでも話すことがあるしラッキーだった。エネルギー政策とか肥満について聞かれてもねえ…一次試験の語彙問題でgaspillage alimentaireが出ていたがまさかそこに二次のヒントがあったとは。
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