これまでフランスには3年住んだことがありましたが、今回のワーホリ滞在で初めてやったことの1つに「Fromagerie=チーズ屋さん」でチーズを買う、というのがありました。あまり食に興味がないので、食べ物にお金や時間をできるだけかけたくないのですが、せっかくフランスにいるならせめてチーズぐらいは楽しもうかなあと思って、そんなに頻繁にではないですがチーズ屋さんでチーズを買ってみているのでまとめてみます。
おすすめのチーズ屋さん
どのチーズ屋さんに行けばよいか?ですが、正直別にどこでもいいと思います。笑 わたしは見た目が小ぎれいそうなところに適当に入ってみたりもしますが、以下、わたしがパリで行ったことのあるチーズ屋さんです。
Fromagerie Quatrehomme
ここはパリに住まれていた生徒さんにおすすめしてもらいました。ボンマルシェの少しだけ西に行ったところにあります。ここの店員さんは皆さんにこやかで親切で良い気持ちで買い物できます。立地的に頻繁に行くところでないのがちょっとネック。
Fromagerie Laurent Dubois
何店舗かありますが、マレの辺りやサンミシェル付近にあるので個人的には行きやすいです。Quatrehommeよりはお店は少し小さめですが、基本のチーズはそろっていると思います。
チーズの買い方
そもそもチーズに何も詳しくないわたしは「コレ!」と思って買いに行くことは少ないので、おすすめを訊いたりしながら買うことが多いです。
Qu’est-ce que vous me conseillez comme fromage de chèvre ?
山羊のチーズでおすすめは何ですか?
Qu’est-ce que vous me conseillez comme fromage de saison ?
この時期のチーズで何かおすすめはありますか?
Je cheche quelque chose de léger.
軽めのチーズがいいんですけど
などなど、なんかふわ~っとリクエストを伝えてみたら、なんかいい感じのを提案してくれるのでそれにチャレンジ、ということが多いです。
食べてみたチーズ
Comté コンテ
コンテは一番好きなチーズなのでとりあえず最初に買ってみました。もう切って包装されていたので量は選べず、一番小さいのを買いました。2021年のコンテ、400グラムで18€でした。キロ43€。なかなか良いお値段です。美味しかった!コンテは日本に持って帰りたいと思ってます。
ルメ Roumé
山羊のチーズはあんまり得意じゃないのですが、せっかくだしとチャレンジしてみました。ルメ?という種類。1つで10€ほどでした。
外は黒いですが、中は普通に山羊のチーズって感じです。はちみつと一緒に食べました。おいしかった!
サンフェリシアン Saint-Félicien
たしかサンフェリシアンだったと思います。めっちゃ似てるチーズにサンマルスラン(Saint Marcellin)っていうのもあって、違いは何なのか店員さんに聞いてどっちかを買ったんですが、たぶんフェリシアンの方を買った気がする…値段は忘れました。スプーンですくう感じのクリーミーなチーズ。チーズ感は強めですがクセはあんまないかな?
モンドール Mont d’Or
モンドールは9月から5月くらいまでの期間限定チーズです。食べてみたかったやつ。一番小さいサイズでQuatrehommeで20€でした。別の郊外のチーズ屋さんでは16€で買えました。
「どうやって食べる?」と店員さんに訊かれ「どうやって食べたらええのん?」と訊き返すと、「冷たいままでスプーンですくって食べるか、オーブンで温めてフォンデュみたいにして食べるかだよ」と言われたので、オーブンのないわたしは冷たいまま食べますと伝えました。(電子レンジじゃ駄目よね…?と尋ねたらそんなんアカンアカン!と言われました) すると店員さんが「じゃあすぐ食べられるように準備しようか?」と言ってくれ、お願いすると上の皮をきれいにとった写真の状態で渡してくれました。
冷たいままで食べてあまりのおいしさに感激しました。わたし的にはクセもなく、なんというんでしょう、とにかく美味しかったです。高いだけのことある。3,000円以上するんだもん…
で、オーブンで温めて食べる方法でも是非食べてみたかったので、友人の家に行った時にモンドールを買ってお土産で持って行って、オーブンで温めて食べてみました。(16€で別のお店で買った時は「準備しようか?」など一言も訊かれませんでした笑)
真ん中をほじって、ワインをスプーン1杯くらい入れて、オーブンで温めて食べます。食べてみると私的には全然十分に熱くなくて、でもフランス人は「まあ大丈夫ちゃうん?」ぐらいの感じでした。この日、友人たちとカフェに入ってショコラショ(ココア)を飲んだのですが、そこでも「いやこんなん飲めるやろ!」みたいな熱さの飲み物を「無理無理」と言って飲めていなかったフランス人なので、日本人に比べて熱々のものを食べ慣れていなくて感覚が違うんだと思います。同じ理由か分かりませんが、フランス人はお風呂やシャワーも熱々のが無理なのが面白いです。42度など無理で、38度とかかなり温度を下げて浴びていたり。友人の家でシャワーを借りると「この温度で浴びてるの!?」みたいにびっくりしたりします。
とにかく私的にはオーブンから出てきたモンドールはせいぜい「ちょっと温まっている」レベルで「熱く」はなかったので、もう一度オーブンで温めてもらったのですが、それでも微妙でした。私的にはたこ焼きを食べるときの「あつっほふっ」みたいなのを期待してたけどそんなんじゃなかった笑 熱くないのが正しい温め方なのかもしれませんが、なんか期待したのとは違った!笑 個人的には冷たい方がおいしいと感じられました。
カマンベール Camembert
これもQutrehommeで。1つで8ユーロだったのでスーパーで買うよりは全然お高めです。店員さんに「C’est pour manger quand ?(いつ食べるの?)」と訊かれるので、食べたい日を答えるとちょうどよい塩梅のカマンベールを出してくれます。
帰って早速食べました。数時間常温で持ち歩いていたのでちょうど良い感じにとろっと!
いちじくジャムと一緒に。このカマンベール、美味しかった!カマンベールは常温にしておいて食べたほうが絶対美味しいと思います。
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