南仏に行って心が癒された話(Nîmes紹介もかねて!)

ワーホリ
ワーホリ

パリに着いて早1か月。友人が「Je serai en vacances du 6 au 21 avril si jamais tu souhaites venir me rendre visite à Nîmes :-)」(4月6日から21日までバカンスだよ、もしニームに来たかったら!)と3月に言ってくれ、その後その日程の中で3泊4日(19時頃着8時頃発)でTGVのチケットを取りました。パリに疲れていた?であろうわたしが、とってもとってもリフレッシュできて帰ってきた旅の話です。南仏のまち紹介、番外編!

Nîmesの基本情報

wikipediaに「フランスの都市の人口順」ページがあるのですが、それによるとニームはディジョンについでフランスで18番目に人口が多い都市らしいです。15万人。日本だと東京の武蔵野市とか岐阜の大垣市と同じくらいみたいです。といってもフランスは日本の人口の半分なので比較になるか分かりませんが…(ちなみに日本で18番目に人口が多い都市はwikipediaによると72万人の神奈川県相模原市らしい)

古代ローマ時代からの都市なので、近くのアルルなどのようにles Arènes=円形闘技場が街の中心にあったり、すぐ近くにle Pont du Gardという1世紀に建設された水路橋があったりします。

le Pont du Gard (8年位前の写真)

ニームまではパリからTGVで3時間くらいで来られます。今回は往復で140€くらい払いました。中心地の駅Nîmes Centreとそこから14㎞くらい離れたところにあるTGV駅Nîmes Pont-du-Gard駅とあります。後者は郊外なので注意です!

Nîmesでの観光

何度か行っていながらも、わたしもそこまでがっつり観光したことはないのですが、この円形闘技場の他に、古代ローマの建築物がいくつかあったり、大きな公園があったりします。近くの街のアルルやアヴィニョンに比べると観光地!っぽさは減るし、モンプリエと比べると街!っぽさは減るのですが、逆に言うとそのちょうどよい塩梅というか、歩いてお散歩して、カフェに入って、とゆっくりすごせる良い街だと思います。

ロマニテ博物館にて

 

古代ローマ時代のお墓

わたしが前に来た時はなかったのですが、「ロマニテ博物館」と呼ばれる、ニーム周辺の古代ローマとのかかわりのある史跡やそこで発見された様々なものを見ることができる博物館が、円形闘技場のすぐ前にできていました。新しい博物館ということもあって、展示にいろんな工夫が施されていて見ていて面白かったです。ニームに行ったらぜひ。

南フランスの自然!

わたしにとって「これこそがフランス!」という風景を見られたのが本当に嬉しかったです。パリではなかなかお目にかかれないこのきれいな青空…大きい空…これだけでここに来た意味がある!プラタナスの木の色から何まで、何もかも明るい気がします。

友人宅のお庭から。当たり前のようにプールがある…

実際に友人が住んでいるのはニームではなくその近くのvillage=村です。住人は4000人ほどらしいです。が、もっと小さいvillageはたくさんあるので、私は小さいなとは感じませんでした。

心が癒された話

ここから余談ですが。パリに来て1か月、覚悟はしていましたがやっぱりいろんな意味でパリはおっきくて、わたしにはちょっと疲れる街です。単純に広いので、ここからここまで行きたい、と思っても30分かかったり、どこに行くのにもメトロに乗らなければいけなかったり。街に慣れていないのもあって、東京に行った後に疲れる感じと似ています。また単純な広さだけでなく、世界の大都市の1つということもあり、なんだかこう独りぼっち感を強く感じるというか、以前南仏に住んでいた時には感じなかった「自分がこの国では外国人である」という感覚が強くあります。これはパリだから、というだけの理由ではないと思いますが、まあ都会はどこもそういう孤独感を人に与えるところがあるのかなと。

そんなところで南仏に行きました。ニームに住んでいたわけではありませんが、このあたりにはよく行っていたので「La Vidourle ! この川の名前!懐かしい~」となったり「この道のあそこにあるプール屋さん!懐かしい~」(プールではなくプール売り場なんですが、プールの槽?が建てて飾られて?いる。なんと説明すればよいのか…)となったり、よく知った風景があったり、プラタナスの並木道とか、南仏の家とか、わたしが以前住んでいた3年間にずっと見ていたものがたくさんあって、ちょっとしたホーム感を感じました。

それから友人と会えたのも本当によかったです。気づけば出会って12年。彼女は今は4か月のbébéのママになっているのですが、彼女の家に泊まって数日一緒に過ごし、いろんな話をしたことですごく心が軽くなった気がします。確かにパリにいると友人もいないので一人で行動しているし、レッスンでいつもの生徒さんとお話したり、日本にいる家族と話したりもしていますが、実際にだれかと時間を過ごせたのがすごく良かったなと思います。

着いた夜は、友人の彼氏(PACS=事実婚をしているので旦那さんではない)が作ってくれた晩御飯を頂きました。その前にワインでapéroをして、彼と会うのは初めてだったので色々3人で話をして、食事を頂いて、お土産に持って行った紅茶を友人と一緒に飲んでお話してから寝て、次の日はベビーカーを押して赤ちゃんと3人で村を散歩したり、ニームに行って博物館を見たりカフェで休憩したり。帰って赤ちゃんのお風呂を見学して笑、夜は友人とラーメンを作って、カードゲームをしたりして。次の日は赤ちゃんと3人で海に行ってレストランでお昼を食べ、エグモルトでお散歩しました。わたしが眉毛を脱色したいと言ったので、友人が使っていた眉ティントを教えてくれて早速帰って試したのですがまったく色がつかず、「アジア人の眉毛は色が強すぎるのか…」なんて言ったりしました。(ティントでだめならやっぱり脱色するしかないのでしょうか…) 夜はお手製カルボナーラを頂いて、彼と3人でロリットというボードゲームをしました。ちなみにロリット、オセロの4人バージョンなんですが、ルールを説明してもらったら完全にオセロだったので「オセロやん!」というと、友人の彼はオセロを知らなかったのでびっくりしました。ちなみにわたしが圧勝しました!笑 フランス人と違ってオセロに慣れているからでしょうか…彼には”C’est la chance du débutant…”(ビギナーズラックやで…)と悔し紛れに言われましたがそんなことはないと思う。笑

そんな感じでゆっくり楽しく時間を過ごしました。今のわたしにとっても、きっとこれからのわたしにとってもすごく大事な滞在になったなと思います。本当に楽しかった!

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