世界史A履修のわたしと学ぶ 0からのフランス史

文化
文化その他

高校時代、理系選択だったわたしはセンター試験の文系科目を政経で受けたのですが、高校卒業の単位的に他にも文系科目を履修する必要があり、3年生の時に「世界史A」という科目を受けていました。A科目はB科目より単位も少なく学ぶ範囲も狭く、受験に使わない、本当に「高校卒業のシステム上必要だから受けていた科目」なわけです。そして大事な3年生の時、受験に不必要な科目を真面目に受けるかと言えば、わたしの答えは否!なわけです。つまり何が言いたいかと言うと、わたしは学生時代、世界史をほとんど学んできませんでした!そんなわたしがパリに行って、フランス史に興味を持ち、自分なりに色々調べたところ、これが本当に楽しくて、そして「パリを旅するのにフランス史の知識はあって全く損がない!」と思ったのです。ということで、楽しく分かりやすく大体のフランス史の流れを汲んでみてパリ旅行に行きませんか?と、そういうシリーズです。

注意

フランス語講師ではありますがフランス史の専門家でも何でもないので、「先生の板書」として見るのではなく「学生のノート」として見ていただきたいです。もちろん間違いがないように色々調べながらまとめてはいますが、くれぐれも学生さん・受験生は参考にしないでください。もっともっと信頼できるものを使って勉強してください。笑 訂正すべき内容があればコメント大歓迎です!

では早速本題へ。

フランス史概要

Part1ではフランスの歴史の概要をまとめてみようと思います。フランスの歴史をわたしなりにざっくり時代でまとめるとこうです。

ローマ帝国支配化時代→いろんな王朝時代→フランス革命→すごく色々面倒な時代→近代
そして各時代の大まかな時期と各時代を代表するアイコンがこちら。
ローマ帝国支配化時代(紀元前1世紀~5世紀)(アステリックス)→いろんな王朝時代(5世紀~18世紀)(ジャンヌダルク)→フランス革命(18世紀終わり)(マリーアントワネット)→すごく色々面倒な時代(19世紀)(ナポレオン)→近代(19世紀~現在)(シャルルドゴール)
見ての通り「いろんな王朝時代」は1500年以上あります。笑 とりあえず大まかに分けているだけなのでまずは気にせず。ではせっかくなので1つずつかる~く見ていきましょう。

ローマ帝国支配化時代

そもそもこの時代のアイコンとして設定したアステリックスはご存知でしょうか?フランス語のテキストにも度々出てきて、「フランスで一番有名な漫画なんですよ~」と説明されて「ふーん」としか思えないアレですが、やっぱりフランス文化にはそれなりに根付いていて大事かなと思うので知っておくと良いかと思います。アステリックスはローマ帝国にフランス(の前身である地域)が支配されていた際に、フランス人の祖先「ガリア人」であるアステリックスとオベリックスがローマ人と度々やりあいをする、みたいなマンガです。ガリアと言えば、カエサル(シーザー)が書いたガリア戦記ですね。このガリア人=gauloisというのはフランス人のルーツの一種でとても大切な単語なので、フランス語学習者は覚えておくと良いですね。

いろんな王朝時代

ローマ帝国の支配が終わると、フランス人の王によるフランスの治世が始まります。この時代は日本史で言うところの鎌倉、室町、江戸といろんな幕府の時代ですね。フランスの王朝は以下の通り。

メロヴィング朝(5~8世紀)→カロリング朝(8~10世紀)→カペー朝(10~14世紀)→ヴァロワ朝(14~16世紀)→ブルボン朝(16~18世紀)

わたしはメロカロッペーヴァロボンで覚えました。笑 個人的な見解ですが、メロ・カロ・ッペーの時期はそんなに有名なイベントや登場人物がいなくて、ヴァロワ朝からやっと100年戦争、ジャンヌダルク、宗教改革、そしてブルボン朝でルイ14世や16世、マリーアントワネットなどが登場し、「ザ・フランス史!」という感じがします。

フランス革命

みなさんご存知のフランス革命。1789年7月14日が革命記念日ですね。「789」年でめちゃめちゃ覚えやすくて良いなと思います。7月14日はフランス国民にとっては最も大きな祝日の1つで大事な日なので、これもテキストなどによく出て決ますね。

フランス革命は、よく1789年から1799年の10年間のイベントだと書かれています。思ったより長くないですか?詳しくはまた見ていくとして、終わった年の1799年に何が起こったかと言うと、かのナポレオン1世が第一統領になりました。第一統領ってなんぞやって感じですが、まあ大統領ってことですね。

すごく色々面倒な時代

ということで、ナポレオン1世と彼の甥ナポレオン3世が関わるのがこの時代。なんで面倒な時代かと言えば、国のトップが

第一統領(ナポレオン1世)→皇帝(ナポレオン1世)→王→王→王→大統領(ナポレオン3世)→皇帝(ナポレオン3世)
と1799年から1870年の70年ほどの間にコロコロ変わったのです。王がコロコロ変わるのではなく、共和政、帝政、王政と政治体制が変わっているのがわたし的に「面倒」たる所以です。

近代

あとはもう近代・現代史ですね。2度の大戦がメインの時代でしょう。こうなるとフランスだけの歴史の範疇を超えてくるので、日本人にもとっつきやすくなってくる気がします。

シリーズで更新していきます!

超novice(ビギナーのフランス語)なわたしがフランス史を勉強するのにまとめたノート、せっかくだから活かせないかな、と思ったので、できれば毎週、少しずつフランス史についての記事をアップしていければと思います。今回は概要だったので全く触れていませんが、「パリ旅行を楽しくする!」が1つのテーマなので、歴史の登場人物・事件とパリの色々な観光地を関連付けて、もうちょっと写真とか交えながら紹介していければと思っています。

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